これらの悩みにお答えします。
この記事を読んで分かること
取引所別のビットコインスプレッド比較
スプレッドを抑える3つのコツ
投資初心者やビットコイン投資初心者の方にとっては、この「スプレッド」という横文字に抵抗感を覚えるかもしれません。
ですが、安心してください。
決して難しい言葉ではありません。
この「スプレッド」を理解しておくことで、投資での損失を少なくすることができます。
逆に言えば、この「スプレッド」を知らないでいると、自分の知らない間に損失を受け続けていることになります。
投資で少しでも利益がほしいのであれば、知っておかないといけない知識になってきます。
また「スプレッド」は理解しているんだけど、「手数料と何が違うのか分からない!」と、そんな方にも、この記事をぜひとも読んでいただきたいと思います。
この記事を読んでいただいて「スプレッド」を理解し、これからさらにビットコイン投資を楽しく行っていきましょう。
スプレッドとは?
まずは仮想通貨投資における「スプレッド」について、以下の3つより知識を深めていきましょう。
スプレッドと手数料は何が違う?
取引所と販売所でスプレッドは異なる
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
1)スプレッドについて
まずは「スプレッド」についてです。
「スプレッド」とは、ずばり「買値と売値の差額」のことです。
みなさんがビットコインを取引所で購入するときの価格と、売るときの価格の差になります。
このとき、同時刻に購入し売却してしまうと、この「スプレッド」分、損をするようになっています。
たとえば、1ビットコインの購入価格=102円、売却価格=100円だとします。
このとき「スプレッド=2円」となり、購入と同時に売却してしまうと2円ほど損をしたことになります。
このように基本的には、どこの取引所でも売却価格より購入価格のほうが高く設定されています。
ですので、購入したときはいつもマイナスからのスタートということになります。
この「スプレッド」をいかに抑えられるかが、仮想通貨投資で利益を得られるかになってきます。
2)スプレッドと手数料は何が違う?
次に「スプレッド」とよく似ている「手数料」について、説明していきます。
スプレッドとは、あくまで売値と買値における差額だけをさすのであって、「手数料」は、入出金やビットコインを購入したり売却したりする際に支払うお金のことをさします。
日本国内の仮想通貨取引所は、この「手数料」が無料のところがほとんどです。
ですが、「スプレッド」は、必ず存在しています。
ということは、仮想通貨取引所にとって「スプレッド」は儲けになるわけですから、実質的には「スプレッド≒手数料」と理解しておいてもいいと言えます。
手数料無料と書いてあっても、「スプレッド」が広く設定されている場合もありますから、そこは注意しておきましょう。
3)取引所と販売所でスプレッドは異なる
最後3つ目は「取引所と販売所でスプレッドが異なる」ことについてです。
仮想通貨取引所には、以下の2種類の取引所が存在します。
・取引所
・販売所
少しややこしいですが、コインチェックのような仮想通貨取引所の中に、またさらに「取引所」と「販売所」が存在していることになります。
どちらの場所で取引を行ってもいいのですが、スプレッドが狭いのは「取引所」となっています。
「取引所」のほうが、スプレッドが狭いのは、両者の取引方法が異なるからです。
まずは「取引所」から説明していきます。
取引所
「取引所」では、取引を「ユーザー同士」で行っています。
購入したい人と売却したい人は、それぞれの提示した価格が一致すれば、取引が成立するという形になっています。
このとき、「取引所」はユーザー同士の橋渡し役として場所を提供しているだけとなっています。
ですので、「取引所」の手間が少ない分、スプレッドも狭く設定されています。
販売所
続きまして「販売所」を見ていきましょう。
「販売所」では、「販売所を運営している会社とユーザーとの間」で取引を行っています。
購入したい人と売却したい人は、その会社があらかじめ設定している価格でしか取引を行うことができません。
このとき、販売所を運営している会社が自由に価格を操作できるため、会社としても儲けがほしいですからその分スプレッドも広く設定されています。
このように「取引所」と「販売所」で、取引方法が異なっていて、スプレッドも異なりますから、少しでも損をしないためにも、取引を行う際には今一度確認するようにしましょう。
取引所別のビットコインスプレッド比較
では、ここからは「取引所別のビットコインスプレッド比較」を紹介していきます。
以下に日本国内の主要な5社の取引所(DMM Bitocoinは販売所)での、ビットコインスプレッドを表にしてまとめてみました。(2021年3月現在)
仮想通貨取引所 | スプレッド |
---|---|
Coincheck(コインチェック) | 約830円 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 約2,000円 |
DMM Bitcoin | 約4,800円(販売所) |
Zaif(ザイフ) | 約1,900円 |
bitbank(ビットバンク) | 約1,500円 |
このように、「Coincheck(コインチェック)」が日本国内の仮想通貨取引所でビットコインを購入する際、一番スプレッドの幅が狭くなっています。
そのうえ、Coincheck(コインチェック)では、手数料が無料でアプリのダウンロード数も日本一で使いやすいと評判も高いですから、これから仮想通貨投資を検討している方はまずはCoincheck(コインチェック)での口座開設を、検討してみるといいでしょう。
スプレッドを抑える3つのコツ
では最後に、この「スプレッド」を抑えるコツについて、以下の3つを紹介していきます。
通貨ごとに仮想通貨取引所を変える
取引量の多い通貨を選択する
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
1)取引所で取引をする
まずは、「取引所で取引をする」についてです。
さきほど、「取引所と販売所でスプレッドが異なる」でも説明しましたが、「取引所」のほうがスプレッドは狭く設定されています。
そのため、スプレッドを少しでも抑えたいのであれば、「取引所」で取引を行うようにして、「販売所」での取引をできる限り行わないようにするのは一つのコツとなってきます。
すぐに取引が成立してしまう「販売所」のほうが、初心者にとって使いやすのですがスプレッドを少しでも抑えたいのであれば「取引所」を利用するほうが賢明と言えるでしょう。
2)通貨ごとに仮想通貨取引所を変える
二つ目は「通貨ごとに仮想通貨取引所を変える」についてです。
こちらについても、さきほどの「取引所別のビットコインスプレッド比較」で確認しましたとおり、取引所によってスプレッドの設定が異なってきますので通貨ごとにスプレッドの狭い仮想通貨取引所を選択するのも、スプレッドを抑える一つのコツと言えるでしょう。
複数の通貨を取り扱っていきたい方にとっては、この方法がとても効果的となってきます。
ほとんどの仮想通貨取引所は口座開設が無料ですから、あらかじめ複数の取引所の口座を開設しておくといいでしょう。
3)取引量の多い通貨を選択する
最後三つ目は「取引量の多い通貨を選択する」についてです。
スプレッドは、その通貨の取引量によっても左右されます。
基本的には、市場に多く出回っている(ビットコインのような)取引量の多い通貨ほど、スプレッドが安定していて狭く設定されています。
逆に市場にそこまで出回っていない、取引量の少ない通貨はスプレッドが不安定で広く設定されています。
取引量だけでスプレッドが決まるわけではないのですが、ビットコインなどの人気の通貨を見ていただけると、その傾向が強いことが分かると思います。
まとめ
今回は、仮想通貨投資で大事な「スプレッド」について、言葉の説明・取引所別の比較・抑える3つのコツを解説してきました。
おさらいしましょう。
手数料:入出金やビットコインを購入したり、売却したりする際に支払うお金のこと
取引所と販売所でスプレッドは異なる
「Coincheck(コインチェック)」が日本国内の仮想通貨取引所でビットコインを購入する際、一番スプレッドの幅が狭くなっている。
通貨ごとに仮想通貨取引所を変える
取引量の多い通貨を選択する
「スプレッド」は投資をしていく上で、理解をしておかないと損をしてしまう大事なキーワードとなっています。
手数料とは違って、取引をすると毎回かかってくるお金ですし取引所によっても異なってくることを知っておくだけでも損失を回避できます。
その一瞬だけ見れば小さなお金かもしれませんが、積み重なれば膨大なお金になってきます。
投資で大切なのは、いかに損をしないかということです。
利益が出ていなくても、損失さえ出さなければいいんです。
儲けに走らず、まずは自分の資産をいかに減らさず守っていくかを考えていきましょう。
では、最後までありがとうございました。